俺の大腿四頭筋は Google Cloud グローバルロードバランサー

俺の大腿四頭筋は Google Cloud グローバルロードバランサー

Google Cloud Load Balancerは、グローバルな負荷分散と高可用性を提供し、セキュリティと自動スケーリング機能を備えた多機能なサービスであり、大腿四頭筋のようにシステム全体(身体全体)の健康と機能性を支える重要な役割を果たします。
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概要

Google CloudのLoad Balancerの長所といえば、グローバルに負荷分散できることです。
他のクラウドでは、主にリージョナル単位でロードバランサーを作成し、ゾーンごとに負荷分散を行うという構成が一般的かと思います。

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Google Cloudを使用して自社サービスを構築すれば、Googleのサービス(YouTubeやGoogle Mapなど)と同じリソースを使用して サービスを構築できるため、このようなグローバルでの負荷分散にも対応しています。

この、Googleのサービスと同じリソースが使えるという部分においても、セキュリティスケール性の高さが担保されていると言っても過言ではありません。

話は変わりますが、私は元々パーソナルトレーナー(筋トレ)をしていて、現在エンジニアをしています。
今回のタイトルにある大腿四頭筋(前もも)とは、体の中でもとても大きい筋肉です。

大きい筋肉を動かすと血流が増加します。そして栄養が体の隅々まで運ばれて、栄養のスケール、そして血流の負荷分散を行うことができます。

まさに、大腿四頭筋は、身体においてのグローバルロードバランサーと言っても良いのではないでしょうか?

※ アイキャッチ画像はDALL-E3モデルの生成AIで作成しており、ブログでの利用は問題ございません。

Cloud Load Balancingとは

参考記事

Google Cloudには、多種類のロードバランサーが存在します。
概要で説明したグローバルロードバランサーは、Cloud Load Balancingのサービスの1つです。

もちろん、他クラウドと同じように外部リージョナルロードバランサーや内部ロードバランサーなども存在します。
そして、それぞれのロードバランサーでも、SSLTCPなどのプロトコルに対応したロードバランサーが存在します。

費用面や機能面、そしてどの程度の負荷に対応するかなどの要件に応じてロードバランサーを選択する形になります。

大腿四頭筋も今説明したような特徴が存在します。1つ例を挙げるのであれば、マラソン選手ボディービルダーの大腿四頭筋の役割の違いについてがわかりやすいです。

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マラソンは、筋持久力が必要なスポーツなため、大腿四頭筋(前もも)が細い人が多いです。基本的にはシャープな大腿四頭筋をしていて、横幅は広くありません。

では、ボディービルダーの大腿四頭筋はどうでしょうか?
えげつないぐらい横幅が広いです。なぜなら見せる筋肉、そして筋力を求めた筋肉だからです。

このように 使い方に応じて大腿四頭筋は様々な形に変化します。
まさに、これはSSLやTCPなどの各プロトコル対応するCloud Load Balancingの特徴そのものではないでしょうか?

※ ちなみに細い太いに優劣はなく、そのスポーツに応じた機能に特化した筋肉に変化するので、これも自動スケールするロードバランサーの特徴と一致するでしょう。

Cloud Load Balancingの特徴

参考記事

マルチレイヤーの負荷分散ソリューション

アプリケーション層(Layer7)とネットワーク層(Layer4)の両方でロードバランシングを提供している、いわばマルチレイヤーに対応したロードバランサーです。

  • HTTP(S)ロードバランサー(Layer7):コンテンツベースのルーティングが可能で、複数リージョン(グローバル)にまたがる負荷分散を実現する
  • TCP/SSL/UDPロードバランサー(Layer4):単一 or 複数リージョンでの不可分散を提供する

可用性とパフォーマンス

単一のグローバルIPアドレスをロードバランサーに使用することで、DNSの複雑さを軽減し、世界中のユーザーに高可用性と高パフォーマンスな通信を提供することができます。
よって、グローバルなユーザーの獲得を目指すアプリケーションにとっては欠かせない機能です。

セキュリティとパフォーマンスの最適化

SSLオフロードの機能により、バックエンドの負荷を軽減することができます。さらにエンドツーエンドの暗号化オプションを適応させることで、さらなるセキュリティ向上を確保することもできます。

自動スケーリング

プレウォーミング(ホットスタンバイ)が不要な自動スケーリング機能により、急激なトラフィックの増加にも柔軟に対応でき、予期せぬトラフィックのスパイクに対応することも可能です。ビジネスの継続性という観点からも信頼できる特徴です。

CDNとの統合によるエッジ最適化

アプリケーションロードバランサーにおいて、チェックボックスをオンにするだけで、Cloud CDNを有効化することができ、アプリケーションの配信を最適化することができます。(コンテンツキャッシュを行うことでさらに低レイテンシーを実現できます)

運用の簡素化

ヘルスチェック機能や簡単な設定オプションにより、運用の複雑さを軽減し、開発者が本来のアプリケーション開発に集中できる環境を提供しています。

機能のまとめ

Cloud Load Balancingは、小規模なスタートアップ企業からエンタープライズ企業まで、幅広いニーズに対応できる柔軟性と拡張性を持った最強なグローバルリソースです。
また、紹介した機能以外にもCloud Load Balancingを使用するメリットは存在しますので、気になる方は冒頭の公式ドキュメントをご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
このまとめを見てる時点で、あなたの大腿四頭筋がGoogle Cloud Load Balancerだという事はご理解いただけたと思います。

Google Cloud Load Balancerは、グローバルな負荷分散、高可用性、セキュリティ、自動スケーリングなどの多くの利点を提供し、これらの特徴は、大腿四頭筋が身体全体の健康と機能性を支えるのと同様な役目を果たします。

そして、その大腿四頭筋を鍛えることで、さらにあなたの身体中に血液という名の通信が行き渡り、あなたの生産性を爆発的に向上させます。(血液は栄養を運ぶ通信網)

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